中学高校で部活動再開

グラウンドに歓声、屋内競技も「基本は屋外」

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、休止されていた中学、高校の部活動が25日、再開。グラウンドを元気にかけ回る生徒たちの姿が見られた。

 現場では国の要請を受け、学校が休業になったことに伴い、3月29日から部活動を自粛していたが、春季休業に入ったことを受け、感染症拡大防止対策(登校日の朝の検温、マスクの着用、手洗い・手指の消毒・うがいの実施、部屋の換気など)を十分とったうえで、校内における活動に限定して実施することができることに。長浜市教委では感染防止策としてバレーボールやバスケットなど屋内競技は「屋外を基本」とし、ランニングや体力づくりを推奨している。

 

35日ぶりに選手揃う、虎姫高校野球部

 期末テストと新型コロナ禍が重なり、2月19日以降、練習をできなかった虎姫高校野球部はこの日、選手たちが35日ぶりに揃い、汗を流した。

 長期休暇中、選手たちは家の周りのランニングや素振り程度しかできなかった。堤内勇仁主将は「(休みは)世の中がこんな状況だったから、仕方がないが、とにかく長かった。やっと練習できる」と嬉しさを隠せない。「休暇中、モチベーションを保つのが難しかった。早く実践感覚をつかみ、春や夏の大会を万全な形で迎えたい」と話していた。

 澤村祥太監督も「1カ月余りのブランクは痛い。試合形式の練習や連携プレーもできておらず、選手たちの筋力が落ちていないか、心配。状態を見極めながら、チーム作りをしてゆきたい」と語っていた。

 虎姫高校野球部は練習再開のこの日、卒業生を送る「卒部式」を開いた。

 卒業式に在校生が参加できなかったため、この日、1、2年の部員15人が3年生8人を招き、謝意などを述べた。卒業生1人1人が後輩たちに「楽しむこと」「日々の積み重ね」「信じること」の大切さをアドバイス。指導者らは「皆、頼もしく感じる」「自信を持って次のステージへ」「自立心を持ち、自らコントロールできる能力を持って」などとエールを送り、堤内主将は「先輩たちのように、野球と勉強の両立目指して、頑張りたい」と抱負を述べていた。

 

準備期間少ないまま、高校野球春季大会

 通常なら、チームで練習を続け、対外試合なども行っていた部活動。高校野球は春季大会を目前にする中、思うようなチーム作りができておらず、現場を困惑させている。

 県教委は春休みが終了する4月8日まで県内外の他校との練習試合や合同練習などを中止、延期するよう、呼びかけている。県高野連は27日の理事会で春季大会の日程を正式決定するが、今のところ、当初の予定だった4月11日開幕を1週間遅らせることで調整が進められている。

 この場合、各チームは土日(11、12日)の練習試合のみで、いきなり本番を迎えることになり、「かなり厳しい」(高校野球関係者)の声も。