世界の珍しい昆虫展

新種も公開、彦根市子どもセンターで

 彦根市在住の臼居仁司さん(71)が国内外で採集してきた昆虫標本を紹介する「世界の昆虫展」が、彦根市子どもセンター(日夏町)で開かれている。世界各地の500種類以上の昆虫が並び、来館した子どもたちを魅了している。9日まで。

 臼居さんは小学生の頃から市内の雨壺山などで昆虫採集をして遊び、大学でも昆虫学を専攻。学生時代には台湾やインドネシアを訪れ、社会人になってからも南米アマゾンや東南アジア、アフリカなどを巡って採集を続けてきた。長年、集めた標本は1匹入りから数十匹入りまでの600ケース以上に及び、今回の展示ではその中から約80ケース分を厳選して公開している。

 会場には、色鮮やかなチョウや大型のカブトムシ、クワガタ、チョウ、セミ、トンボをはじめ、フンコロガシやナナフシ、コガネムシなど日本では見ることができない海外の昆虫も数多く展示。昆虫ごとの形や大きさ、色彩の違いを間近で観察できる内容となっている。

 見どころの一つは、昨年ペルーで発見された新種のクワガタや、ベトナム南部で見つかった新種のコガネムシの標本。また、かつて彦根市内で生息していたものの、現在では姿を見かけなくなったブルーオオムラサキやオオムラサキも見られ、地域環境の変化を感じさせる内容となっている。

 臼井さんは「彦根市内など各地域で開発が進み、昔は見られた昆虫がいなくなった場所が増えている。世界には驚くほど多様で個性的な昆虫が暮らしていることを、身近に感じてもらえたらうれしい」と話している。

 期間中は臼居さんが会場に常駐し、昆虫の特徴や採集時のエピソードなどを来場者に紹介している。入場料500円だが、未就学児は無料。小学生以下の子どものみの入場不可。開館時間は9日までの午前10時〜午後4時。

(滋賀彦根新聞)

 

 

 

 

掲載日: 2026年08月06日