ピンクや白、ハスの大輪 涼しげに

布勢町の休耕田で見頃迎える、6日イベント

 布勢町の山裾にある休耕田でハスの花が見頃を迎え始めた。真夏の太陽の光が照り付ける中、白や薄ピンクの大輪が涼しげに風に揺られている。

 ハス畑は認定NPO法人つどい(川村美津子理事長)が9年前、水はけの悪さや獣害などを理由に放棄されていた休耕田などを活用してハス畑を整備。「あいのたにロータスプロジェクト」と銘打って約2㌶で栽培し、収穫したハスの花や葉を使った商品開発にも取り組んでいる。

 棚田は山裾まで広がっており、日傘を差して散策する市民の姿が見られる。川村理事長は「7月中旬が一番の見頃ですが、8月中旬まで花を楽しめます」と話している。

 なお、6日はハス畑に隣接の冥土カフェで「あいのたに蓮まつり」を催す。飲料をハスの葉に満たして茎を通して飲む「象鼻杯(ぞうびはい)」の体験(300円〜)、ハスの花の収穫体験(1輪300円)のほか、ハスの実ごはん、ハスの花の天ぷら、サイダー、かき氷などハスを材料にしたフードやドリンクを販売する。

 能登半島地震の被災地支援のため、輪島塗の実演・販売や海産物の販売などもある。午前10時から午後3時まで。

掲載日: 2025年07月02日