トレモロの音色、楽しんで

長浜ギター・マンドリンアンサンブルが定期演奏会

 長浜ギター・マンドリンアンサンブルは29日午後2時から浅井文化ホールで定期演奏会を開く。代表の清水定兵衛さん(72)=飯山町=は「マンドリンの奏でるトレモロの音色と生演奏でしか味わえない迫力を楽しんでいただければ」と来場を呼びかけている。

 アンサンブルは企業内同好会のメンバーが広く市民に参加を呼びかけて1976年に発足。マンドリン、クラシックギター、コントラバスなどで構成し、現在のメンバーは40〜70代の21人。月3回、養蚕の館(相撲町)で練習している。

 定期演奏会は32回目で、団員20人と賛助出演8人で合奏する。プログラムは「夏の思い出」「サウンド・オブ・ミュージック」「アイネクライネナハトムジーク」「リュートのための古代舞曲とアリア」「交響曲第9番新世界」など10曲。

 演奏会を1週間後に控えた22日には養蚕の館にメンバーが集まり、指揮者の益子正子さん、益子進也さんの下、演奏会で披露する楽曲を繰り返して練習していた。

 マンドリンの音色の特徴は指先で弦を高速でかき鳴らす「トレモロ」にあり、清水さんは「指先で弾いて出るこの生音に惚れて長年、演奏を続けている。マンドリンやギターなどをこよなく愛する仲間が年1回の定期演奏会に向けて練習しているので、その成果を1人でも多くの方に聴いてほしい」と来場を呼びかけている。入場無料。

 

掲載日: 2025年06月26日