チューリップ見ごろも、祭り中止

「TOKYO2020」 空しく

 新型コロナウイルスの影響で、米原市上丹生のチューリップ祭りが中止となった。休耕田には今年開かれるはずだった東京オリンピックのロゴ「TOKYO2020」の文字をあしらった花々が空しく咲き誇っている。

 地元のまちづくり団体「プロジェクトK」は約1500平方㍍の畑に6種、約1万2000球のチューリップを植え、例年、この時期に開くチューリップ祭りに向け、準備を進めていた。

 しかし、新型コロナの感染拡大を受け、やむなく中止を決定。「自己防衛で観覧を」(主催者)と自由に見学できるよう、チューリップ畑の出入り口を開放した。また、会場には来年の資金を募るため、募金コーナーを設置。200円以上の寄付者にはチューリップ1株をプレゼントしている。

 畑には長浜、米原の商店や企業、NPOなどの協賛によるオーナー制コーナー50区画の赤や黄、オレンジの花が咲いている。また、畑の脇には菜の花、近隣のふれあい広場や川沿いではソメイヨシノの桜並木も満開。担当の田中一郎さんは「オリンピックは延期。祭りも中止となってしまったが、『来年に向け、応援しよう』という皆さんの気持ちに応えたい」と話している。見ごろは今週末。