小田キャンディーズ、ひっぱりだこ
米原市小田(やないだ)の住民でつくるウクレレバンド「小田キャンディーズ」が結成2年を迎え、地域イベントやサロン、敬老会など市内外から引っ張りだこの人気を呼んでいる。
バンドの代表・竹腰裕紀さん(70)の喫茶店兼ギャラリー「笑福(わらふく)」で開かれたウクレレ教室に、小田で地域サロン活動に取り組む住民が参加して演奏にチャレンジしたのがバンド結成につながった。2023年4月の結成以来、曲のレパートリーを増やしながら徐々に活動の幅を広げ、今では米原市外からも演奏依頼が舞い込むように。
「メンバーのほとんどが楽器に触ったのは初めてだったけど、ウクレレは簡単でとっつきやすい」と竹腰さん。半年ほどで弾けるようになり、イベントで演奏すると「スター気分になれます」と笑顔を見せる。
メンバーは男女のツインボーカルとウクレレ奏者5人からなる。年齢は60〜70代。21日には夫馬会館で開かれた敬老会のお楽しみ会に招かれ、地域のお年寄りら約25人を前に、揃いのベレー帽で着飾ってバンドのテーマ曲「大好き!小田キャンディーズ」をはじめ、今年3月に亡くなった歌手・いしだあゆみさんの名曲「ブルーライトヨコハマ」を披露したほか、「星降る街角」「二人の銀座」「サントワマミー」などを演奏。また、「高校三年生」「琵琶湖周航の歌」などを来場者と一緒に合唱した。
地域サロンや敬老会、学童保育、学びあいステーションなど活動の場を広げ、今では月3回程度の出番があるという。「みんなで教え合いながら仲良く練習している。これからも笑顔と元気を届けたい」と張り切っている。
小田キャンディーズの演奏依頼は笑福℡090(5004)8586へ。