アサギマダラ 今年も優雅に飛来

「旅する蝶」 西浅井のペンションに

 西浅井町大浦のログハウスペンション「Rudder」に、「旅する蝶」として知られるアサギマダラが今年も飛来。秋の七草の一つのフジバカマを求めて優雅に飛ぶ姿が見られる。
 アサギマダラは春から夏にかけて北へ移動し、越冬のため秋になると南に戻る。長距離を飛ぶ蝶として知られ、南への通過途中の毎年この時期に滋賀を訪れる。
 同ペンションは蝶が飛び交う「バタフライガーデン」を目指し、2020年春からフジバカマやキバナコスモス、ヒャクニチソウ、蝶の幼虫のエサとなる草花など15種類ほどを植えたところ、アサギマダラなどが飛来するようになった。

 代表の田中伸征さん(55)によると、今年は9月26日からアサギマダラの姿が見られ、29日には16匹が花の蜜を吸いにとまっている様子を確認したという。今年はウラナミシジミなどを含め計8種類の蝶が訪れている。
 田中さんは「朝になるとひらひらと舞い降り、夕方に優雅に帰るアサギマダラの姿がとても美しい。今年も来てくれてホッとしています」と話していた。見ごろは今月下旬まで。
 アサギマダラを観察できるバタフライガーデンはオープンカフェの敷地内にある。カフェでは地産地消のオムライスや自家製パンのフレンチトースト、コーヒーなどが楽しめる。営業時間は午前10時から午後2時まで。

掲載日: 2024年10月01日