ついに夢のオーケストラと共演!

来春ながはま第九コンサート、合唱団員公募

 「平成最後の大みそかにベートーベンの交響曲第九番を歌おう」と市民有志がJR長浜駅東口に架かるデッキに集まったのが2018年12月31日の夜。あれから6年余りの活動を経て、いよいよ市民でつくる合唱団がプロのオーケストラと共演することになった。

 「長浜第九コンサート2026」が来年3月1日、浅井文化ホールで開かれる。招待するオーケストラは大阪交響楽団。公募の市民合唱団70人が共演し、第九などを披露する。ソリストには長浜市の脇阪法子さん(ソプラノ)、米原市の岡田通利さん(バリトン)ら滋賀や湖北ゆかりの声楽家を招き、長浜市少年少女合唱団「輝らりキッズ」も参加する。指揮者には関西と東海を拠点に活動し大阪交響楽団との関わりも深い中村貴志さんを迎える。

 コンサートは18年の大みそか、好き寄りの市民が楽器を持ち寄るなどしてデッキで第九の第四楽章「歓喜の歌」をにぎやかに合唱したのが始まりで、2022年以降は指導者を招いて合唱団活動を本格化。ピアノ連弾との共演で「歓喜の歌」を高らかに歌い上げ、24年3月のコンサートでは会場の浅井文化ホールが満席となる盛況ぶりだった。

 来年3月のコンサートは満を持してプロのオーケストラと共演する。これに向けて今月7日から「ながはま第九合唱団」のメンバー募集が始まった。対象は小学5年生以上で、湖北地域を中心に活動している人。合唱経験は問わず、初心者歓迎。合唱指導を担当する鳥塚貴絵さんは「過去のコンサートも半分くらいの参加者が合唱の経験がなかった。まちを盛り上げたい、挑戦したいという気持ちを優先して参加してほしい」と呼びかけている。

 練習は9月4日から。毎週木曜午後7時から長浜文芸会館や浅井文化ホールで行う。参加費は1万円。

 コンサートの主催は長浜市と長浜文化スポーツ振興事業団。協力は市民活動団体「おきらす長浜」とNPOはまかる。合唱団の参加申し込みはhttps://hamacul.or.jp/activity/project09/entry-nagahama-ninth/から。問い合わせはNPOはまかる℡070(1795)2953へ。

掲載日: 2025年07月09日