米原高出身4人バンド「アバランチ」新作リリース
米原高校出身の同級生4人バンド「AVALANCHE(アバランチ)」が13日、新作CD「未来旅行」をリリースし、県内外でライブツアーをスタートさせた。ボーカルの松田翔汰さん(21)=米原市出身=は「音楽にど真剣に向き合ってたくさんの人に感動や笑顔を与える曲を作りたい」と語っている。
松田さんは米原高入学後、米原中学時代からの同級生でドラム担当の樋口賛さん(21)=米原市出身=と文化祭での発表を計画し、ギターの高橋智紀さん(21)=彦根市出身=を加えた3人で演奏を披露。この発表に刺激を受けたベースの川崎佑斗さん(21)=近江八幡市出身=を入れた4人でAVALANCHEを結成した。
AVALANCHEは日本語で雪崩の意味。「雪崩のように勢いのあるバンドになりたい。迫力あるライブがしたい」との思いを込めた。高校時代は彦根市内のライブハウスに出演するなど活動していたが、受験勉強や新型コロナウイルスの影響で活動できない状況となり、休止状態になった。
大学1年の冬、知人の紹介で滋賀を中心に活動している「〜Lefa〜」の北川陽大さん主催のライブに出演したことをきっかけに「もう一度、真剣に音楽に向き合いたい」と思うようになったという。
昨年3月に初めてのシングル「『陽』『さがしもの』」をリリース。5月には活動拠点を大阪に移しこれまでに15回ほどライブ活動を重ねてきた。
「未来旅行」は終電を逃した主人公の前に現れた女性に心を奪われ、夢の中でタイムマシーンに乗ってその女性との未来を見に行ったが、振られてしまうという設定。恋はダメだったかもしれないが、一瞬だけでも楽しい思い出ができて幸せだったとの思いを歌にした。他2曲を収録している。
松田さんは「現在まだ新型コロナウイルスが猛威を振るっている中、悲しいニュースを耳にする機会も多いかもしれないが、前を向いて進むことで明るい未来はきっとやってくる、そう信じて生きていこうという思いを込めた」と説明する。
CDは彦根市中央町のTied Musicやライブハウスで販売。「SPOTIFY」などの音楽配信アプリで聴ける。ミュージックビデオもユーチューブ(https://www.youtube.com/@avalanche.official)などで公開。
リリースを記念したライブツアーは13日の大阪市を皮切りに、26日に浜大津B—FLAT、3月21日にえきまちテラス長浜、23日に再び大阪市内でライブを予定している。
松田さんは「3年後には県立文産会館や(大阪の)なんばHatchなどキャパ1000人を超える場所でライブをしたい。そして有名になって、湖北を盛り上げたい」と夢を語っている。