「スポまち!表彰」 長浜市が受賞

大会や合宿誘致、学校訪問など評価

 スポーツ庁がスポーツを活用して地方創生・まちづくりに積極的に取り組む自治体のアイデアを表彰する「スポーツ・健康まちづくり優良自治体表彰」(通称・スポまち!表彰)に長浜市が選ばれ、23日、東京都内で表彰式があった。

 長浜市は「国スポ開催を契機とした『スポーツのまちNAGAHAMAプロジェクト』」と銘打って、2025年開催の国スポ・障スポ大会を機に、大会や合宿の誘致、園や学校での競技体験などのスポーツ振興事業に取り組み、地域活性化につなげようとしている点が評価された。

 市はこれまでにソフトテニス・ヨネックス杯の誘致、天理大学柔道部の合宿の受け入れ、五輪出場選手らによるバレーボール指導、子どもたちの相撲体験など幅広い取り組みを実施。地元住民が合宿に参加する選手に食事を振る舞うなどの交流も生まれている。また、合宿が縁で天理大学柔道部の穴井隆将監督を市の「スポーツ大使」に委嘱し、今月23日には西浅井中で講演会が開かれた。

 スポまち!表彰は、スポーツを活用してまちづくりに取り組む自治体のアイデアを全国に発信するため2021年度から始まり、今年度は全国20自治体が選ばれた。滋賀からは長浜市が唯一。

 東京で行われた表彰式には米田裕治・市民協働部担当部長(国スポ・障スポ大会運営担当)が出席。ステージ上で特別ゲストの増田明美さん(スポーツジャーナリスト、大阪芸術大学教授)からインタビューを受け、今秋の県下での国スポ・障スポ開催をPRしていた。

 米田部長は「受賞は長浜市にとって大変名誉なこと。これからも官民一体となってスポーツ振興に取り組み、スポーツと長浜市の魅力を最大限に発信し、地域をスポーツの力で盛り上げたい」と話している。

掲載日: 2025年01月29日