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与党利する野党分裂   2017年 10月 13日

 衆院選は中盤を迎える。滋賀2区(長浜、米原、彦根市など)は自民党の上野賢一郎候補がリードし、民進党から希望の党へ鞍替えした田島一成候補が遅れを取っている感がある。後に続くのは「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民の会しが」事務局長で無所属の対月慈照候補。そして、幸福実現党の荒川雅司候補は独自の戦い。
 大手メディアの序盤情勢の分析では、定数465議席のうち、自民党は単独で過半数を上回り、自公で300議席をうかがう勢いだ。一方、改革保守として期待を集めた希望は伸び悩み、60議席前後に留まる。以下、立憲民主、維新、共産、社民などと続く。
 現状では「自民一強」が維持される見込みだが、この原因は台風の目と見られた希望の党の失速だろう。改革保守の看板を掲げながら、リベラル政党の民進党の前職が顔を並べ、「看板に偽り有り」と国民に見抜かれてしまった。また、「打倒安倍政権」のために小異を捨て大同につく信念で民進党全体を受け入れるのならまだしも、重鎮やリベラル色の濃い面々を中途半端に排除して、立憲民主党の結成を招き、政権批判票の分散を招いた。野党の混乱で、自民党は何もせずに漁夫の利を得ることとなる。自民党候補が「政界が混乱しているとよく言われる。しかし、混乱しているのは野党だけ」と指摘する通りだろう。
 こんなことになるのなら、希望の党に合流せずに民進党で戦ったほうが良かったとの恨み節も聞こえてきそうだが後の祭り。党の政策や自説を愚直に訴え、有権者を振り向かせるしかない。
 選挙のたびに繰り返される野党の離合集散にそれぞれ大義はあるのだろうが、保身と打算、そして、ご都合主義の議員もいることは論を待たない。
 今回、引退を決めた亀井静香氏もその一人かもしれない。衆院議員13期のベテランで、村山内閣(自社さ)で運輸大臣、橋本内閣(自)で建設大臣を務めた重鎮だが、郵政民営化を巡って当時の小泉首相と対立して自民党を離党。国民新党を結成して代表に就任し、民主党政権下の鳩山内閣では内閣府特命担当大臣(金融担当)となった。その後、消費税増税を巡って国民新党の代表を解任され、「反TPP・脱原発・消費増税凍結を実現する党」を結成するも、1週間を待たずに「日本未来の党」に合流。未来の党の解体後は「みどりの党」に参加。そこも間もなくして解散となった。ついに所属する政党がなくなり、3年前の衆院選では無所属で立候補し、何とか13回目の当選を果たした。そして、「一緒にやっていく相棒が見つからない」と引退を表明した。その彼が今年7月、週刊誌のインタビューにこう答えていた。「有権者がアホだから、アホな政治家しか出てこない」と。噛み締めたい言葉ではある。

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過去のコラム

土倉鉱山跡や孤篷庵など描く   2017年 10月 13日


土倉鉱山跡や孤篷庵など描く

第4日曜写生会 長浜文芸会館で作品展
 絵画愛好家グループ「第4日曜写生会」の作品展が13日から15日まで長浜文芸会館で開かれている。
 同会は長浜市を中心に会員約40人で構成。毎月第4日曜に県内各地へ写生に出かけ、風景や街並みなどを描いている。今年は木之本町・土倉鉱山跡、近江孤篷庵、野瀬町・草野川、高島市・在原集落、彦根市・鳥居本などを訪ねた。
 作品展では自然風景や古民家、集落などを描いた油彩、水彩、切り絵など、22人が計64点を出品。世話人代表の宮輝雄さん(78)=朝日町=は「伸び伸びとしたタッチで描いたり、光と影を克明に表現したりと、作者それぞれの特色を感じてもらえれば」と来場を呼びかけている。午前9時から午後5時まで(最終日は同4時まで)。


長浜アーティストクラブ展も
 長浜アーティストクラブ展が15日まで長浜文芸会館で開かれている。会員19人が洋画や日本画、書、彫刻、陶芸、工芸作品などを出品している。午前9時から午後5時まで(最終日は同4時まで)。


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マジか!? バスでカレーライス   2017年 10月 12日


マジか!? バスでカレーライス

長浜バイオ大学、学園祭で販売
 長浜バイオ大学の学生サークルが、曽根町のインド・ネパール料理店とブラックバスのフライをトッピングしたオリジナルカレーを開発。21、22の両日に開く学園祭で販売する。
 学生サークル「琵琶湖研究部」(亀田森羅部長、33人)は昨年、市内のイベント、学園祭の模擬店でブラックバスの天ぷらを提供。好評だったため、新たなメニューを模索していたところ、野外実習「湖北動物プロジェクト」を通して、湖魚のニゴイを利用した料理のレシピを考えていたアニマルバイオサイエンス学科の野村慎太郎教授(63)と話が合い、野村教授の友人「カレーハウス長浜店」のオーナー、サプコタ・ラムさん(37)にフィッシュカレーの話を持ちかけた。
 外来魚のブラックバスはアユやモロコなど在来魚を食い荒らす、琵琶湖の厄介者。ニゴイはマジカと呼ばれ、小骨が多く、青臭いため、商品価値がなく、捕獲されてもほとんどが廃棄処分されていた。
 しかし、いずれも、たん白な白身魚で、「調理法次第でおいしくなるのでは」と学生たちは独自のレシピを考え、カレーに加えることに。
 捕獲されたばかりの魚はすぐに皮を剥ぎ、内蔵と白身をわけることで、臭みを解消。小骨は毛抜きですべて取り除き、火の通りをよくするため、1㌢角のサイコロ状にして、油で揚げた。
 カレーはトマトやタマネギ、ショウガやニンニク、レモンを入れ、ラムさんが白身魚に合うよう、マイルドな味に仕上げた。カレーライスにはフライ3〜4個をトッピングする。
 亀田部長は「食べられる魚が棄てられていることはもったいない。カレーを通して、自然循環型社会を提唱したい」と話している。カレーは1日50食限定。1皿300円。


21・22日「命洸祭」、長浜バイオ大学
 長浜バイオ大学は21、22の両日、学内で学園祭「命洸祭」を開く。
 21日は長浜横断ウルトラクイズ(正午)、吉本芸人ファミリーレストラン、レイザーラモン、吉田たちのお笑いライブ(午後1時10分)、風船割りゲーム(午後2時半)、仮装大会(午後4時半)など。
 22日は箱の中身を当てるゲーム(午前11時40分)、2人組ユニットLefaのライブ(午後0時40分)や椀子そば早食い競争(午後4時10分)など。両日を通して脱出ゲームやこども縁日、スタンプラリーや模擬店なども。21日は午前10時半から午後5時半、22日は午前11時から午後6時40分。一般来場歓迎。入場無料。


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