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不良品のごみ袋   2019年 2月 13日

 湖北広域行政事務センターが岐阜県内の業者に発注した家庭用可燃ごみ指定袋に不良品が混在していることが明らかになった。12月中旬から出回ったごみ袋は手触りからして以前のごみ袋とは異なり、品質の違いは明らか。てっきり仕様が変更になったものと考えていたが、不良品と知らされ、「やっぱり」と思った市民は少なくないだろう。
 不良品の原因は中国国内の工場での製造過程で、体積を膨張させるための無機物が必要以上に投入され、密度が低下したためのようだ。問題なのは、そのごみ袋が湖北広域行政事務センターに納品されるにあたって、名古屋市工業研究所の強度検査成績書を添付していたことだ。公的機関の検査をクリアしたとの証明書が付いているにもかかわらず、不良品が混ざっていた。
 不良品の混入の割合は一定でない。ゆえに、サンプリング調査で、偶然、不良品が検査対象とならなかったとみる性善説に立つべきか、検査を通すために意図的に強度のある製品を提出したという性悪説を取るべきかは別にして、お金を出して不良品を購入した市民も、不良品を納品されたセンターも迷惑な話である。岐阜の納入業者と発注先の中国の工場の責任は大きいが、この不良品が湖北地域だけの問題にとどまるのかが心配される。
 テレビや新聞の報道を受けて、13日朝から、市役所には市民がひっきりなしにごみ袋の交換に訪れている。特に、一部の報道機関があたかも市が回収を呼びかけているように報じたことから、親切心から役所にごみ袋を持って訪れる市民が後を絶たない。
 しかし、センターによると検品済みのごみ袋の在庫には限りがある。新しい製品が市民に届くのは4月上旬になる見込みだ。それまではガムテープで補強するなどして、付き合うことも覚悟したい。

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過去のコラム

けがなく、楽しくプレーして!   2019年 2月 13日


けがなく、楽しくプレーして!

米原市にゴールキーパー養成スクール
 サッカーのゴールキーパー養成に特化したスクールがイブキサッカースタジアム(米原市大野木)に開講し、長浜市内の小学生7人が技術の習得に励んでいる。主宰する三田村佳弘さん(35)=湖北町津里=は「キーパーは不人気のポジションで教える人が少ないが、キーパーがいないとサッカーは成り立たない。しっかりとした技術を指導して、キーパーの楽しさを伝えたい」と話している。
 キーパーのプレーミスは失点に直結するだけに、そのプレーにはチームメイトからも厳しい視線が注がれることがあるという。しかし、専門的な指導を受ける機会がないことが選手の悩み。ただ、キーパーを指導するには専門的な知識や経験が欠かせないことから、専用コーチがいるのは高校や大学の強豪チームに限られ、小学生が専門的指導を受ける機会はほとんどない。小学生からキーパーを務め、伊吹高校時代には県優秀選手に選ばれた三田村さんも専門的な指導を受けることなく、独学するしかなかったという。
 近年、キーパー育成の重要性が見直されていることから、全国で専用のスクールが立ち上がっている。県内では野洲市を拠点とする小中高校生向けのスクールが開講したが、湖北地域の子ども達は電車とバスを乗り継がなければならず、通いづらかった。
 このため、三田村さんはキーパー向けの指導ライセンスを取得し、昨年9月、フットサル仲間らとスクールを開設。開講当初は小学生2人でスタートしたが、現在は7人に増え、体験参加も相次いでいる。いずれもスポーツ少年団やクラブチームでキーパーを務める選手で、専門的な技術を学ぶ機会を求めていた。
 「キーパーは、ゴールを守る最後の砦であり、チームの中で唯一手を使うことができる非常に重要なポジション。専門性が高く、フィールドプレイヤーとは全く違ったパフォーマンスを求められる」と説明する三田村さん。スクールでは「けがをせず、楽しくプレーすること」をモットーに、体の動かし方、ボールの取り方などの基礎をはじめ、実際のプレーを想定した実践までを指導している。開講当初から通っている森岡賢太郎君(速水小5)は「友達と楽しくキーパーの練習ができる。取れなかったボールが少しずつ取れるようになってきた」と技術の上達を実感している。
 スクールは第2、4火曜午後7時から。入会金5000円、月謝5000円。4月にはスクールの対象者を中学、高校生にも拡大したい考えで、2月18日、25日午後7時から体験会を開く。参加費1000円。
◇   ◇
 「IBUKI GK School」は子ども達の送迎用のバンの購入を計画。クラウドファンディングを活用して、その維持費を募ることになった。バンの導入により保護者の負担軽減を図れるほか、より広い地域の子ども達にスクールに参加してもらえる。クラウドファンディングは15日から3月31日まで。詳細は「FAAVO北びわこ」のサイトから。


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長浜ゆかりの宗教画家   2019年 2月 08日


長浜ゆかりの宗教画家

杉本哲郎、生誕120年記念展
 大津市出身で長浜にゆかりが深い宗教画家・杉本哲郎(1899~1985年)の生誕120周年を記念した企画展が9日から三川町の虎姫時遊館で始まる。
 東上坂町の浄円寺出身の祖父を持つ杉本は、大津市で生まれ育ち、学生時代から日本画壇の大御所・山元春挙に師事。「春江」の名で修行していたが、中央の方針に反発し、破門される。
 無所属画家として孤立し、貧乏な生活を送る中、料亭で似顔絵を描くなどし、生計を立てていた。やがて作品が美術評論家の目に止まり、東大名誉教授・高楠順次郎、京大名誉教授・松本文三郎からの指導で仏教のルーツ、ヒマラヤで古代美術の研究に傾頭。インドやスリランカではジャングルの奥地にある壁画を模写。その画才が認められ、国外で活躍するように。
 日本では無名の画家だったが、海外の評価は高く、ブラジル政府から国際文化勲章を受章し、後に滋賀県文化賞、京都市文化功労賞にも選ばれている。
 戦中、細江町の明照寺に疎開し、川道町の千手院とも深い交流があり、豊国神社社務所の襖絵、米原市長沢の福田寺の壁画「初転法和図」などを描き、湖北とのゆかりも深い。
 企画展は市内の男性5人でつくる「湖北の画人愛好家グループ」(勝木一雄代表)の主催。掛け軸や屏風など100点を展示する。中には交流が深かった中川辰雄さん(故人・南浜町)に宛てた手紙の数々や聖母マリアのような慈愛に満ちた表情の洋風画「アレビアを持てる菩薩」などもあり、目を引く。
 メンバーの大谷隆さんは「エキゾチックな作品の数々を間近で見てほしい」と話している。午前9時から午後5時(最終日3時)、24日まで。11日と18日休館。無料。


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