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大臣の資質   2018年 11月 16日

 「25歳の時から独立してやっている。そういうことは、常に従業員と秘書に指示していたので自分でパソコンを打つことはない」。
 政府のサイバーセキュリティー戦略本部副本部長で、今国会での成立を目指すサイバーセキュリティー基本法改正案を担当する桜田義孝五輪担当大臣(68)のこの発言。海外のニュースでも「日本のサイバーセキュリティー大臣はコンピューターを使っていない」とのタイトルで、「笑いだね」として取り上げられる始末となった。
 桜田大臣は当選7回の重鎮で、「実務型の人材を結集した」と安倍首相が説明した第4次安倍改造内閣で初入閣。ポジションとしては「軽量級」で他の大臣に比べると重要性は低いのだが、国会での答弁を聞く限り「適材適所」(安倍首相)とは言い難い。役人の用意した答弁書を棒読みすることもできず、ちぐはぐな答弁が目立つ。最後は「細かいことはよく分からない」などと答える始末。
 それ以上にお粗末な閣僚は就任から1カ月あまりに3度も政治資金収支報告書を訂正している片山さつき地方創生担当大臣(59)だろう。
 政治資金規正法は政治団体に対し、すべての収入や支出の額、5万円を超える寄付については団体名などを収支報告書に記載して届け出ることを義務づけている。政治家が特定の企業や団体から資金提供を受ければ公平性を疑われることから、資金の流れをオープンにする仕組みだ。献金によって公平であるべき政治が歪められないようにという抑止力ではあるが、その収支報告書がデタラメだったというのでは、お話にならない。
 そもそも閣僚の「政治とカネ」を野党やメディアが厳しくチェックするのは当然だ。閣僚入りを目指すのならば、あらかじめ過去の報告書を点検し、誤りがあるのなら訂正しておくのが、準備の一つであろう。
 元大蔵省主計官にもかかわらず、自身の資金管理も満足にできないようでは大臣の資質が問われよう。

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過去のコラム

私たちが作ったおいしいお米   2018年 11月 16日


私たちが作ったおいしいお米

速水小5年、イオンで販売を体験
 速水小の5年生は16日、イオン長浜店で、自らが栽培した米の販売体験をした。
 児童42人は田んぼと環境の関わりについて学ぶため、学校近くの田んぼで5月に田植え、6月に除草効果があるニゴロブナの放流、9月に稲刈りをしている。
 減農薬の「環境こだわり農法」で栽培された米はJA北びわこを通して、「特別栽培米」としてイオングループで販売されることになり、この日、児童たちは店の前や売り場で「安心安全なお米いかがですか」「私たちが作ったおいしいお米ですよ」などとPRした。
 購入者には「新鮮なお米、ぜひ味わって食べてください」などと書いたカードをプレゼント。野川由美子さんは「自分たちが一生懸命作ったお米が店頭に並び、たくさんの人に買ってもらえ、嬉しい」と話していた。
 なお、児童たちの米は新米「特別栽培米コシヒカリ」(4㌔)の名称で100袋が販売される。


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山口さん、林野庁長官賞   2018年 11月 15日


山口さん、林野庁長官賞

全国育樹コンクールで、タロウエモンスギの保存・継承60年
 別名「谷口スギ」と呼ばれるタロウエモンスギの保存と技術の伝承に貢献したとして谷口町の山口通雄さん(83)が全国育樹コンクールで林野庁長官賞を受賞。18日、東京で開かれる全国育樹祭の席上で表彰される。
 山口さんは小学6年の時、私有林の管理を任されるようになり、大きく成長してゆくスギを見るうち、林業の虜に。地元では大きな木を抜き刈りする「択伐林業」を行っており、山口さんは木の間の空間を埋めるため、タロウエモンスギを補植した。
 タロウエモンスギは一般のスギと比べ、枝が細く、耐雪・耐陰性があり、育てる上で手間がかからず、成長も早い。また、木目がきれいで天井板など建築材のほか、船材や酒樽などに用いられ、花粉が比較的少ないという特徴もあった。
 山口さんは地元の伝統産業を守ろうと、長年の研究の末、困難とされたタロウエモンスギの挿し木苗を100%成育させることに成功し、苗の生産から植栽、枝打ちまでを一貫して行っている。林業を始めたころ、管理する杉林はわずか1カ所しかなかったが、現在は30カ所、約3㌶にまで拡大。約3000本を一人で育てている。
 谷口でタロウエモンスギを一貫して栽培しているのは山口さんのみ。材木になるまでは60年以上かかることから、次世代へ技術を継承しようと、後継者の育成に努めている。山口さんは「山は楽しいし、山を知っているから、誇りを持っている。表彰を機に谷口のスギの良いところをアピールできれば」と話していた。
 なお、林野庁長官賞は農林水産大臣賞に次ぐ賞で、今年度、同コンクールには県内から唯一の選出。


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