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絶妙の23・4度   2017年 9月 22日

 朝晩がすっかり寒くなり、夜の合唱は秋の虫が主役に取って代わった。街路樹の葉も少しずつ緑を失って見え、本格的な秋の到来を感じる。
 四季の移ろいを感じられるのも地球が23・4度の傾きを保っているからだと中学校の理科の授業で教わった。地軸が傾いたのは、約46億年前、誕生したばかりの地球に巨大な天体が衝突したことによる、という説が有力だ。この衝突は「ジャイアント・インパクト」などと呼ばれるが、この衝突の際の破片が集まってできたのが月だと考えられている。そして、その月の引力のおかげで、23・4度という傾きが維持されているそうだ。
 地軸の傾きは地球に豊かな季節の変化をもたらす。例えば夏至は北に行くほど昼が長くなり、北緯66・6度以上なら一日中太陽が沈まない。逆に南緯66・6度より南は一日中太陽が昇らない白夜や極夜となる。赤道付近は昼と夜の長さは一年中変わらないため「四季」はないが、大気や海流の影響から雨季や乾季が存在する。
 もしも、地軸が傾いていなかったら、つまり自転軸が公転面に対して垂直だったら、どうだろうか。いつも昼と夜の長さは一定で、太陽の黄道も上下することなく、いつも同じ高さ。きっと季節の変化は少ないだろう。
 逆に、自転軸が公転面に対して横倒しなら、長期間、太陽が沈まない地域、もしくは太陽を見ることがない地域ができ、前者は灼熱、後者は極寒の地となる。ちなみに天王星は98度の傾きのため、ほぼ横倒しの状態。おまけに公転周期が84年もあるから、極地に近い部分は42年ごとに昼と夜が入れ替わる格好となる。
 地球は23・4度という絶妙の傾きが維持されているおかげで、程よい季節変化を楽しむことができると思うと、その奇跡を感じずにはいられない。
 あす23日の「秋分の日」は地球の自転軸が太陽に対して並行になるから、昼と夜の長さがおおよそ同じとなる。以降、昼は夜に比べて短くなり、寒さがいよいよ増すこととなる。

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過去のコラム

彼岸花のレッドカーペット   2017年 9月 22日


彼岸花のレッドカーペット

徳山の草野川堤防、週末はライトアップ
 徳山町の草野川沿いに真っ赤なヒガンバナ(彼岸花)が見ごろを迎えており、レッドカーペットを敷いたかのようになっている。
 ボランティア団体「徳山環境保全会」(西川三郎会長)は11年前から、ヒガンバナのメッカ、知多半島を参考に、「飯山橋(通称・はなさか橋)」から上流の左岸堤防にヒガンバナの球根を植え続け、今では長さ約1㌔、11万本までになった。
 会によると今週末に満開となる見込みでベンチやかかし、テントや看板を設置し、見物客を歓迎。23、24の両日、午後6時から9時まで、ライトアップを予定している。


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ペン・鉛筆でち密に表現   2017年 9月 21日


ペン・鉛筆でち密に表現

琵琶湖湯の桐田さんが作品展
 神前町の銭湯「琵琶湖湯」のオーナー桐田賢二さん(63)のペン・鉛筆画展「こだわりのモノクロの世界」が20日から滋賀銀行長浜支店(高田町)のロビーで始まった。
 桐田さんは小学生の頃から絵を描き、就職した住宅メーカーでも図面を描くなどしていた。55歳で早期退職したのを機に、ゆとりのある時間を使って本格的に没頭。ペンや鉛筆を操って動物や人物などをち密、精巧に描いている。創作の場は、行きつけの喫茶店や銭湯の番台。毎日5時間以上作品に向き合うが、1つの作品を完成させるのに1カ月以上かかり、背景を描き込んだ作品になると3カ月にもなるという。
 作品のモチーフは、銭湯の常連客からリクエストが多い犬。ロビー展でも犬を描いた9点と、常連客の女性の人物画1点を並べている。桐田さんは「絵を描いているとお客さんが声を掛けてくれるのが嬉しい。こだわりのモノクロの世界を見てもらいたい」と話している。10月16日まで展示している。


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